最初に
PBS(-)は「1つ1つの試薬を調製する方法」と「PBSタブレットを溶かす方法」の2つがあります。
1. 1つ1つの試薬を調製する方法
注意ポイント
「リン酸二水素カリウム (1カリ)」と「リン酸水素二カリウム (2カリ)」、「リン酸水素二ナトリウム (2ナト)」と「リン酸二水素ナトリウム (1ナト)」を取り違えるケースに遭遇します。間違えないようにご注意ください。
組成
試薬名 | 必要量(1x1L) |
リン酸二水素カリウム (1カリ) | 0.2 g |
リン酸水素二ナトリウム (2ナト)
(またはリン酸水素二ナトリウム 12 水和物) |
1.15 g
(2.90 g) |
塩化ナトリウム | 8 g |
塩化カリウム | 0.2 g |
x10(10倍濃縮を調製する際は10倍量を添加してください。
プロトコル
- 約800 mLの超純水とスターラーを1Lビーカーに入れる。
- 上記の試薬を全て添加し、マグネチックスターラーで全て溶けるまで攪拌する。
- 全量を1Lのメスシリンダーに移す。
- 約30 mLの超純水をビーカーの壁面内側にかけ、液をビーカーに移す。
- 超純水で1Lにメスアップする。
- (オプション:必要に応じてオートクレーブをする。)
2.PBS(-)タブレットを溶かす方法
下記のメーカーの商品がよく使用されています。
3.PBS-Tの調製
1LのPBSに0.5 mLのTween-20を添加する。